オーロラ鑑賞確率を極限まで高める!

旅行

「人生で一度はオーロラを見たい!」 そう思って、これまでにアラスカ、フィンランドと挑戦してきた私ですが…今回、3回目のオーロラハンティングの舞台はカナダ・イエローナイフ!

普通ならオーロラツアーに申し込む人が多いですが、今回はあえてツアーなし&レンタカーでオーロラを追いかけるスタイルに挑戦。

結果的に、最高の環境のもと最高のオーロラを見れました!🔥

(※アラスカ&フィンランドでの体験はまた別の機会に詳しく書きます!)

この記事では私の経験を踏まえオーロラ鑑賞確立を飛躍的に向上させるポイントをお伝えします。

  • レンタカー利用で柔軟な鑑賞スタイルを!
  • KP値予報はあまり気にするな!
  • 月の暦に注意せよ!
  • ロケハンを実施せよ!

など、これからオーロラハンティングに行く人のための情報を詰め込みました!

レンタカー利用で柔軟なオーロラ鑑賞スタイルを!

好きな時間に好きな場所へ!

ツアーの場合、決まった時間にバスが出発し、決められたスポットに連れて行かれます。仮にオーロラが見れていなくてもツアーの時間が来たら強制終了(一部延長オプションはあるみたいですが)。一方でレンタカー利用なら天候やオーロラ予報を見ながら柔軟に動けるのが最大のメリットだと思います!

実際にアラスカ・フィンランドではツアーに参加しました。しかし、満足のいくオーロラを見る前にツアー終了時間を迎え、泣く泣く宿に帰るという羽目に。

一方で、レンタカーを利用すれば自分たちが納得いくまでオーロラ鑑賞を続けることができます!また1日でポイントを数か所周れば、様々なアングルからのオーロラ鑑賞を楽しむこともできます。

暖かい車内で待つことができる!

レンタカーを利用したオーロラ鑑賞であれば、暖かい車内からオーロラが出現するタイミングを待つことができます。ツアーの場合、ティーピーと呼ばれるテント型の小屋で待機したり、ツアー会社が所有する山小屋で焚火をしながら待機します。これはこれで風情があって良い思い出になると思います。しかしオーロラが出現するタイミングは予測が難しく、長期戦になる可能性もあります。

レンタカー利用の鑑賞スタイルであれば、車内を暖房で暖かくして待つことができます。プライベートな空間で音楽を聴いたり、カップ麺を食べたりと自由に過ごすこともできるでしょう。カーナビの明るい光を暗い色の布で隠してしまえば、車内からオーロラを楽しむことも十分に可能です。

運転には注意を!

オーロラ鑑賞に適した10月頃~3月頃の時期は雪が降っていることも多く、レンタカーの運転は少々リスキーです。カナダの交通は日本と逆向きのため、日本に住んでいる多くの方は左ハンドル右側走行に慣れていないかもしれません。また右側走行ならではの交通ルールがあるため事前にリサーチが必要です。

ただ、右側走行自体は1時間も運転していれば慣れてしまいますし、街の中心部は砂利が敷かれており雪や凍結の影響はほとんど感じませんでした(2月下旬)。スピードは抑えめで気を付けて運転していれば全く問題はないと感じました。

オーロラKP値予報はあまり気にするな!

そもそもKP値ってなに?

KP値とはオーロラの強弱を表す指標です。0(弱い)から9(強い)までの段階があり、数値が高ければオーロラが発生しやすくなるというものです。

KP値は変動が激しい

今回、私が航空券を予約したタイミングでのKP値予報は比較的高い5でしたが、前日の予報では3まで下がっていました。しかしこのKP値、結構上振れすることがあるんです。私がオーロラを見た日も結局時間毎のKP値で見ると最大4.67まで上がっていました。(もちろん時間によっては2などの低い時もあります)

つまり、KP値は時間帯によってブレることが十分に考えられるため、アプリのKP値にテンションを左右されることは杞憂だということです。

ちなみにこれはフィンランドでツアーに参加した際、ガイドの人も言っていました!

KP値はあくまで参考程度にしておくのがベターでしょう。

オーロラのKP値予報アプリ
My Aurora Forecast & Alerts: Apple Store , Google Play

月の暦に注意せよ!

一般的に言われているオーロラを見る条件としては以下のとおりです。

  • 空が晴れていること
  • 空が暗く人口の光がないこと
  • 太陽活動が活発であること

1つ目の天気、3つ目の太陽活動は自分でコントロールできる変数ではありません。

一方で2つ目の空が暗い。つまり「月の暦」は周期が決まっているため、旅行タイミングの調整でコントロールすることができます。月の暦が新月に近い状態の日程を選ぶと、オーロラ鑑賞の確率はぐっと高まるでしょう。

これは失敗談ですが、私がフィンランドでオーロラハンティングに挑んだときは、満月に近い状態でした。この状態では、どうしても空が明るくなってしまいます。結果的にオーロラを見ることが難しくなってしまうわけです。

もちろん満月とオーロラのコラボレーションを見たい、撮影したいという方もいらっしゃると思います。オーロラの光が十分に強ければ、満月であってもオーロラの鑑賞は可能です。その場合は、せめて人工の光がない場所を確保するようにしましょう。

オーロラ鑑賞ポイントのロケハンを実施せよ!

人工の光がないことを確認する

先ほどの項でも少し触れましたが、人工の光がないことを事前に確認しましょう。

人工の光があるとオーロラの光がわかりずらくなってしまいます。また人工の光がない場所では、仮にオーロラの光が多少弱くても鑑賞することができるでしょう。

まずは周囲に街灯や建物がない場所を事前にリサーチしておくと良いと思います。

イエローナイフで私が鑑賞していた場所をご紹介します。周囲に街灯がないため、非常にクリアなオーロラを見ることができました。

Dettah Ice Road: School Draw Ave, Yellowknife, NT X1A 3G2 カナダ
凍った湖の上に車を停車させてオーロラ鑑賞をすることができます。つまり街灯はありません。ただ同じことを考える人が多いのか、車の行き来が多いので、ヘッドライト等で妨害されるのが難点。

Yellowknife Giant Mine Boat Launch: Ingraham Trail, Yellowknife, NT X1A 3T4 カナダ
近くに建物が1棟ありますが、人工の光はそれだけ。Dettah Ice Roadと比べて人は格段に少ないため、ゆっくり鑑賞することができると思います。

安全確認を事前にしておく

オーロラ鑑賞には人工の光がない場所が最適です。しかしそのような場所に行くのは少し不安がありますよね。

昼間明るいうちに一度ターゲットポイントを訪れてみてください。一度運転していれば、街灯がない道を夜いきなり走るより安心できるはずです。併せて危なそうな場所がないかも確認しておくと良いでしょう。また昼間のロケハンで撮りたい画角を決めておいてもいいですね。

そうすることでスムーズにオーロラ撮影に移ることができるかと思います。

コントロール可能な変数にフォーカスすることで鑑賞率を高める!

オーロラ鑑賞率を高めるポイントをお伝えしてきました。

多くの人は航空券が高くなる前の2カ月前ほどに旅行の予約等を始めるかと思います。このタイミングではどうしてもKP値予報、天気予報は変動してしまいます。

自分でコントロールできる部分にフォーカスを当ててオーロラ鑑賞率を高めてください!

皆さんが最高のオーロラに出会えるよう祈っています。

イエローナイフのグルメ情報やオーロラ以外の観光スポットのついては別記事で書こうと思います。

ではまた!

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